高校3年生の息子宛てに届いた大学からの速達封筒。
厚みのあるその封筒を前に、胸が高鳴り、動悸が止まらず――
「もしかして合格…?」
そして、気づけば指で封を切ってしまった。
中には「合格通知」。
嬉しさで涙が出た一方で、
「本人が一番に開けるべきだったのに…」
という強い罪悪感。
今回は、
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子供宛ての大学合格通知を親が開封してしまった場合どうするべきか
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正直に謝るべきか、知らないふりを通すべきか
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子供の立場から見た本音
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信頼関係を壊さない伝え方
を、心理的背景まで含めて徹底解説します。
大学合格通知を親が開封してしまうのは違法?法的問題は?
まず気になるのが法律面。
他人宛ての郵便物を勝手に開封する行為は、形式上は信書開封に該当する可能性があります。
しかし、親が未成年の子供宛ての郵便物を開封したケースで、実際に問題になることはほぼありません。
今回の本質は法律ではなく、親子間の信頼関係です。
大切なのは「どう向き合うか」。
結論:正直に謝るのが最善の選択
先に結論をお伝えします。
知らないふりをするより、正直に謝った方が圧倒的に良いです。
理由は3つあります。
① 高確率でバレる
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糊付けの不自然さ
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封筒の折れ目
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親の微妙な態度
子供は意外と鋭いものです。
② バレた時のダメージが大きい
「開けたこと」よりも
「隠していたこと」の方が信頼を損ないます。
③ 誠実さは最終的に評価される
怒られたとしても、正直に向き合った記憶は残ります。
なぜ親は我慢できなかったのか?
まず、自分を責めすぎないでください。
受験は、子供だけの戦いではありません。
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毎日のお弁当
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体調管理
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塾の送迎
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精神的サポート
親もずっと緊張状態にあります。
速達の厚い封筒を見た瞬間、
心臓が跳ねるのは自然な反応です。
「合格であってほしい」という想いが強すぎただけ。
それは、愛情の裏返しでもあります。
子供の立場から見るとどう感じる?
こだわりが強いタイプの場合
息子さんが「自分で開ける瞬間」に意味を感じるタイプなら、
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楽しみを奪われた
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コントロールされた
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大切な儀式を壊された
と感じる可能性があります。
ただし、怒りの奥には、
「一番に自分で知りたかった」
という純粋な気持ちがあるだけです。
知らないふりをするリスク
一見ラクに思える選択ですが、実は危険です。
❌ リスク一覧
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糊付けでバレる
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反応が不自然になる
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合格を知っている前提の態度になる
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後から発覚したときに信頼が崩れる
大学進学は「子供が大人へ移行する節目」。
このタイミングでの嘘は、長く尾を引く可能性があります。
ベストな謝り方【具体例】
大切なのは、言い訳をしないこと。
例文
今日、大学から封筒が届いてね。
速達で厚みもあって、どうしても我慢できなくて開けてしまった。
本当にごめん。
合格で、嬉しくて涙が出た。
あなたが一番に開けるべきだったよね。
ポイントは3つ。
✔ 先に謝る
✔ 正直に話す
✔ 嬉しかった気持ちも伝える
怒られても、反論せず受け止めましょう。
時間が経てば、気持ちは落ち着きます。
逆に、こう言うのはNG
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「どうせ親なんだからいいでしょ」
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「あなたのためを思って」
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「そんなことで怒らないで」
これは火に油です。
子供の「大切な瞬間」を尊重する姿勢が重要です。
実は、将来“笑い話”になるケースが多い
数年後、大学生活が落ち着いた頃、
「お母さん、あの時勝手に開けたよね(笑)」
と笑い合える可能性は高いです。
合格通知は一瞬の出来事。
親子関係はこれからも続きます。
大切なのは、その後どう向き合うか。
どうしても怖い場合のワンクッション方法
直接言いづらいなら、
「今日、すごく緊張することがあって…話したいことがある」
と前置きするのも有効です。
心の準備をさせてから話すことで、衝突を和らげられます。
親として情けない?いいえ、違います
あなたは情けなくありません。
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それだけ心配していた
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それだけ願っていた
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それだけ息子を想っていた
という証拠です。
完璧な親はいません。
大事なのは「間違えないこと」ではなく、
間違えた後どうするかです。
まとめ|合格通知を親が開けてしまったら
✔ 知らないふりはリスクが高い
✔ 正直に謝るのが最善
✔ 言い訳はしない
✔ 嬉しかった気持ちも伝える
✔ 信頼を守ることを最優先に
大学合格はゴールではなく、新しい人生のスタート。
この出来事が、
親子の信頼を深めるきっかけになることもあります。
今からでも遅くありません。
誠実に向き合えば、きっと大丈夫です。
