最近、「当然こんなメッセージが電話番号当てにきました。これは詐欺ですか？」という相談が増えています。在宅ワークや商品モニターを装い、高収入をアピールしながらLINEに誘導する手口が急増しており、多くの被害報告につながっています。
実際に届いた内容には、「1日1〜2万円の収入」「商品の使用感を評価するだけ」「興味があればLINEにメッセージ」などの文言が含まれていましたが、これは詐欺グループがよく使うパターンです。本記事では、この手口の特徴と危険点、トラブルを避けるための対策を詳しく解説します。
届いたメッセージは詐欺の可能性が高い理由
今回のメッセージには、詐欺によくある要素が多数含まれていました。特に、以下のポイントが危険です。
- 具体的な仕事内容より「高収入」を強調している
- 企業勤務を名乗りながら、連絡先に会社メールではなくLINE IDを指定
- 応募条件が曖昧で、誰でも稼げるかのように見せている
- 「募集人数に限りがある」「すぐ連絡を」と急かしてくる
このような勧誘は、最初は丁寧な対応をしますが、最終的に「登録料」「教材費」「投資金」「暗号資産の入金」など金銭要求に発展するケースがほとんどです。
この手口の典型的な流れ
- SMSやメッセージアプリで突然連絡
- 「高収入」「自由な勤務時間」「誰でもできる」などで気を引く
- LINEや別サイトへ誘導
- しばらくは優しい対応で信頼させる
- 口座情報や本人確認書類、金銭を要求してくる
最近の詐欺は「良い口コミ」「感謝の声」などを偽装して安心させることもあり、被害が拡大しています。
対応方法｜絶対にやってはいけないことと安全策
もし同様のSMSが届いた場合、次の行動でトラブルを防げます。
- 返信しない・LINE追加しない・URLを開かない
- メッセージは削除してブロック
- もしLINE追加してしまった場合 → 個人情報を送らず即ブロック・通報
- 電話番号から迷惑SMSを防ぎたい場合 → 迷惑ショートメールブロック設定を推奨
一度連絡を取ってしまうと、さらに別の手口で詐欺に巻き込まれる可能性があるため、自衛が重要です。
なぜこうしたSMSが増えているのか
在宅ワークの需要が高まり、副業に関心を持つ人が増えたことを背景に、詐欺グループが「高収入で楽な仕事」をエサにターゲットを広げています。とくに電話番号を悪用したSMS送信が増えており、無差別にメッセージが配信されています。
「自分は大丈夫」と思っていても、巧妙な誘導により被害に遭う人は少なくありません。違和感を覚えた時点で距離を置くことが大切です。
まとめ｜高収入をエサにしたLINE誘導は危険。無視とブロックが最善策
今回のメッセージは、表面的には丁寧で魅力的な内容に見えますが、実際には詐欺・金銭要求トラブルに発展する可能性が非常に高いものでした。
「在宅で簡単／1日1〜2万円／LINEで資料希望」 この３つが揃っている勧誘は、ほぼ確実に危険信号です。
不安を感じたら返信せず、メッセージは無視して削除・ブロックでOK。安全を守るために慎重に行動しましょう。
