共通テスト利用入試、いわゆる「共テ利用」。
毎年この時期になると、SNSではこんな声が飛び交います。
・「A判定だったのに落ちた」
・「共テ利用は魔境」
・「3教科型は運ゲー」
これを見て不安になっている受験生は非常に多いでしょう。
知り合いで、東洋大学に共テ利用を出願し、河合塾のリサーチでB判定だった方がいますが、「大丈夫なのか?」と心配しておりました。
この記事では、以下を徹底解説します。
・なぜA判定でも落ちるのか
・なぜ3教科型は“魔境”と言われるのか
・東洋大B判定の現実的な合格可能性
・今やるべき戦略
受験生本人はもちろん、保護者の方にも役立つ内容です。
共テ利用とは?まず仕組みを正しく理解する
共通テスト利用入試は、各大学が定めた科目・配点で、共通テストの得点のみを使って合否を決める制度です。
特徴は以下の通りです。
・個別試験なし(多くの場合)
・出願校を増やしやすい
・募集人数が少ない
この「募集人数が少ない」点が、最大のポイントです。
一般入試では100人以上募集する学部でも、共テ利用では10~30人程度ということは珍しくありません。つまり、非常に狭き門なのです。
なぜA判定でも落ちるのか?
① 判定はあくまで「予測」
河合塾のリサーチは非常に精度が高いですが、あくまで自己採点データに基づく予測です。
以下のようなズレが生じます。
・自己採点ミス
・未提出者の存在
・本番後に出願校を変更する受験生
・上位層の大量出願
特に共テ利用は「あと出し出願」が可能なため、上位層が滑り止めとして一気に出願し、ボーダーが急上昇するケースがあります。
② ボーダー付近に受験生が密集している
共通テストは全国一斉試験です。
得点分布はどうしても中央付近に集まります。
例えば、
・合格最低点 82%
・81.8%で不合格
・82.2%で合格
このような世界です。
A判定でも、実際にはボーダーギリギリの位置にいることがあります。その場合、わずかな変動で不合格になることは十分あり得ます。
③ 3教科型が特に「魔境」な理由
3教科型は科目数が少ない分、高得点が出やすいという特徴があります。
5教科型なら多少の失点は吸収できますが、3教科型では1科目の失点が致命的になります。
その結果、
・得点差が縮まりやすい
・上位層が集中しやすい
・ボーダーが予想以上に上がる
こうした理由から「魔境」と言われるのです。
東洋大学の共テ利用は厳しい?
東洋大学は全国的に人気が高く、首都圏私大の中でも出願数が非常に多い大学です。
特に、
・経済学部
・経営学部
・社会学部
などは例年高倍率になります。
そのため、共テ利用でも競争は激しい傾向にあります。
ただし重要なのは、人気=不可能ではないということです。
河合塾B判定はどれくらい信頼できる?
一般的に河合塾の判定目安は以下の通りです。
A判定:合格可能性80%以上
B判定:合格可能性65%
C判定:合格可能性50%
D判定:合格可能性35%
E判定:合格可能性20%以下
B判定は「十分勝負できるゾーン」です。
実際、合格者の中にはB判定やC判定だった受験生も多く存在します。
特に共テ利用は出願動向の影響が大きいため、B判定=不利というわけではありません。
東洋大B判定は大丈夫?
結論から言うと、
悲観する必要はまったくありません。
B判定ということは、
・大きくボーダーを下回っていない
・合格圏内に十分入れる位置
・わずかな変動で合格可能
という状態です。
むしろ、過度に不安になる必要はありません。
SNSの情報はなぜ怖いのか?
Twitter(現X)では、
「A判定で落ちた」
という投稿が拡散されがちです。
しかし、よく考えてみてください。
・落ちた人は書き込みやすい
・受かった人はあまり書かない
つまり、不安を煽る情報ほど目立つのです。
SNSは感情が強い情報が拡散されやすい構造になっています。
冷静に判断するためにも、必要以上に見ないことをおすすめします。
今あなたがやるべきこと
共テ利用の結果はもう変えられません。
変えられるのは、
・一般入試対策
・次の試験準備
・体調管理
です。
合格可能性がある以上、やるべきことは「前を向く」ことです。
まとめ:共テ利用は運だけではない
A判定でも落ちる理由は、
・定員が少ない
・上位層の集中
・ボーダー密集
・出願動向の変化
など、構造的な要因があります。
しかし同時に、
B判定でも十分合格できる世界でもあります。
東洋大でB判定なら、戦える位置です。
最後にお伝えしたいのはこれです。
共テ利用は「魔境」ではなく、「相対評価の世界」。
あなたの点数が大きく劣っていない限り、可能性はあります。
今は結果を過度に心配するより、次の一手に集中すること。
受験は最後まで何が起きるか分かりません。
自分を信じて、やるべきことを積み重ねていきましょう。応援しています。
