ヤマト運輸を名乗る「再配達依頼」「不在通知メール」を装った詐欺メールが急増しています。
身に覚えのない“再配送案内メール”が届いた場合は、ほぼ間違いなくフィッシング詐欺です。
この記事では、実際に届いたメールの特徴をもとに、
偽物(詐欺)メールの見分け方・安全な対処法・本物との違いを詳しく解説します。
■ ヤマト運輸の再配送メールを装った詐欺メールとは
最近多発しているのが、宅配業者を装った
「不在のためお届けできませんでした」「再配達の手続きが必要です」
というフィッシングメールです。
このようなメールは、リンクを開かせて偽サイトへ誘導し、個人情報やクレジットカード情報を盗む目的で作られています。
■ 詐欺メールの特徴と見分け方
1. 差出人アドレスが怪しい
今回届いたメールは
from:pyzrbdlp5951424@irftc.cn
となっており、「.cn(中国ドメイン)」はヤマト運輸とは無関係でした。
ヤマト運輸の正式なメールアドレスは
「@kuronekoyamato.co.jp」等の国内ドメインです。
2. 文面の日本語が不自然
詐欺メールに共通するのが、文章の途中に不自然な改行や語順の乱れがある点です。
例:
・「再配変更届送期限」
・「再配送の予約確認お手続きをお願いいたします」
・「配信希望再配送の日時指定お申し込みが可能画面」
機械翻訳特有の違和感がそのまま残っています。
3. 荷物を頼んでいないのに「不在」と書かれている
そもそも商品を注文していないのに
「不在のためお届けできませんでした」
と書かれている時点で詐欺の可能性が高いです。
4. メール送信時間が不自然
深夜や早朝のような時間帯に発信というのも、海外サーバーから自動送信されているケースでよく見られます。
■ 詐欺メールが届いたときの安全な対処法
● メール内のリンクは絶対に開かない
偽の再配達サイトに誘導され、個人情報やカード情報の入力を求められる場合があります。
● 添付ファイルも開かない
ウイルス感染の危険があります。
● すぐにメールを削除すればOK
本物であれば、配達票に記載された「お問い合わせ番号」で確認できます。
● 本物か確認したいときは公式サイトへ
ヤマト運輸の公式アプリ、または公式サイトの荷物問い合わせページから
直接確認すれば安全です。
■ 実際に増えている「再配達詐欺」について
近年、宅配業者の名前を利用した偽メールが大幅に増えています。
特に
・ヤマト運輸
・佐川急便
・日本郵便
を装ったフィッシング詐欺が多発中です。
利用者が多い宅配業者を狙った詐欺のため、誰でも被害に遭う可能性があります。
■ まとめ
ヤマト運輸の再配達メールを装った詐欺は非常に巧妙ですが、
以下の点を確認すれば偽物かどうか見分けられます。
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差出人アドレスが不自然
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日本語が不自然
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身に覚えのない不在通知
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早朝・深夜など不自然な送信時間
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リンク先が怪しい
不審なメールが届いた場合は、リンクを開かず削除するのが最も安全です。
心配な場合は、必ず公式サイト・公式アプリから確認してください。

